昨日は勝手をさぐりながらだった子供たちも、今日は朝一から超ハイテンション!発電に活用したいくらいのパワーを持て余しており、初日を乗り切ったスタッフの疲労も吹き飛びましたww
ナツイエでは活動後の夜にSkypeを使った会議で当日の子供たちの様子を報告し合います。ボランティアスタッフには子供とのアクティビティの経験が豊富な人や教育分野の学生もおり、子供を見つめる目のするどいことに驚かされます。
一日の始まりに、アイスブレーキングのためのアクティビティをいくつか。
全員で輪になり、起点となる人がとなりの人の手をぎゅっと握ったことがわかったら、握られた人は次の人の手を握る、という風に「ぎゅっ」を伝えて行って途中でとぎれず起点の人まで「ぎゅっ」が戻ってきたら成功、という「人間電線」ゲーム。初めは手をつなぐのさえ戸惑っていた女の子もいたのに、ゲームが難しいことがわかり、みんなどんどん真剣になって、手の感覚に精神を集中させていく様子が興味深かったです。
午前のアクティビティは染物体験。真っ白なTシャツに赤と黄色と青の染料を使ってゴムやペットボトルキャップを使って模様のための準備をしたTシャツを染めていきます。
参加者の中には去年のナツイエで染めたオリジナルTシャツを着てきた子も数名いて、ああ、こんな風に毎年帰ってきてくれたらいいなぁ、とジーンとしてしまいました。
ちょっと長引いた作業でお腹が空いたところでお弁当タイム。みんなで相談して、今日は女子グループと男子グループにわかれ、でもそれぞれのグループでは全体が輪になって食べました。
昨日はまだなじめていないように見える子もちらほらいたのですが、学校の違いを超えてすっかり仲良くなった子もいたり、あっ、あの子も、ちゃんと一緒に遊んでるな~、とか、少しずつ関係性を築いている様子が見られ、頼もしい気持ちに。
午後は昨日の続きの読書感想文ワークショップ。
今日は、自分のおすすめの本を少し細かいグループごとに聞いて回りました。すると、昨日は読書に興味がないのかな、とさえ思った子たちからも、お気に入りの本に対するしっかりした暖かい気持ちが伝わってきました。ポケモンのストーリーの話をしていたとき終止むっつりしていた子が「ポケモンだいっきらい」というので、「それは強い感想だよね。その理由をきちんと説明してよ。それを読んだら、なるほど、そりゃポケモン嫌いになるのも無理ないわ、って思えるような!」といったらみるみる顔が輝きだした彼。その場でノートに訴えを書き始めました。「感想文は書くときじゃなく、本を読むところから始まっている、人にわかってもらいたいと思うような強い思いをまず持つことが大事」というメッセージを伝えられたかな、、、。
自由時間はほぼ全員裏の公園で遊び続けています。ほんとに楽しそうに。普段はインドア派の子も一緒になって体を動かしています。公園で遊ぶ様子を見ていると、子供たちの関係性もよくわかるし、それぞれの子供の個性もよくわかります。同じ子供たちを単発のイベントではなく一定の期間見守ることの意味を感じ始めました。
最後に洗った染めTシャツをもって記念撮影!同じ染料を使っているのに、色とりどりのTシャツができて、どの子も自分のシャツを気に入った様子。子供たちに愛着の沸いた私の眼にはどの子のTシャツも最高にすばらしく見えました!